ピコウェザー諸元

製品特長

現場データはクラウドへ保存、スマホ、タブレットで確認

・気温、湿度、風速・風向、雨量、照度、紫外線、気圧

・IP44筐体防水

・屋外作業での暑さ指数(熱中症指標)の簡易表示

・アラートメール可能(雷、暑さ指数、気温、風速、雨量)

・免許不要な920MHz帯無線搭載(オプション)で、子機と連携 広範囲をカバー

・面倒な回線・電気工事不要で即日運用可能

 

太陽光電源システム

太陽光パネル 84W 1台 (DC12V)
シール鉛バッテリー1台 DC12V/105Ah
充放電コントローラ1台
バッテリー収納ケース防水RVボックス

 

本体

標準センサ 気温、湿度、気圧、風向・風速、降雨量、日射、紫外線量、雷検知
算出データ項目 暑さ指数(WBGT)、不快指数、最高気温、最低気温
通信 Docomo 3G(W-CDMA) 2.1GHz/800MHz
無線ネットワーク 920MHz帯無線(特定小電力無線)コーディネータ(親機)機能
物理的子機接続台数100ヶ、ホップ数16ヶ
通信距離 : 見通し1km(設置施工経験から400,500m程度)
本体筐体 AAS樹脂  屋外仕様(防水IP44)
サイズ :ヨコ 250mm タテ 250mm フカサ120mm
連続稼働時間 連続6日間
不日照下での連続稼働日数

 

センサ詳細

気温 計測可能範囲 -20~60℃
精度 ±1.0℃
分解能 0.1℃
湿度 計測可能範囲 1~99%
精度 ±5.0%
気圧 計測可能範囲 500~1150hPa
精度 ±10.0hPa
雨量 計測可能範囲 0~9999mm
精度 ±10%
分解能 0.3mm
風向 計測可能範囲 0~359°
精度 ±12.5°
照度 計測可能範囲 0~300,000lx
精度 15%
紫外線 計測可能範囲 0~20,000μW/cm2
雷雲までの検出距離 直下~半径40km
分解能 14ステップで最小1kmまで
雷のエネルギー 数値にて表示

 

測定項目と計測

気象測定スパンは16秒間隔で1分時には最後に測定した値を示します

気温 地上1.25~2.0mの大気の温度を摂氏(℃)単位で表す。 環境データは最後に計測した気温、最新データグラフは10分おきの平均値
最低(最高)気温 日最低(最高)気温のこと(日界は0時)
湿度 相対湿度のこと。相対湿度は水蒸気量とそのときの気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したもの
気圧 大気の圧力。通常、ある地点の気圧はその点を中心とする単位面積上でその上の空気柱の総重量が相当する。 単位はhPa(ヘクトパスカル)を使用する。
降水量 観測時刻までの一定の時間(1時間、10分間など)に降った雨の量を表します。
風向 風の吹いてくる方向 16方位の平均風向きを指す
風速 10分間平均風速を指し、×.× m/sと表す
最大瞬間風速 瞬間風速の最大値。瞬間風速は、ある瞬間の風速を示します。
照度 物体の表面を照らす光の明るさを表す。単位はルクス(lx)
紫外線量 紫外線の量を示しW/cm2が単位
瞬間日射量 単位時間あたりに単位面積が受け取った日射や大気放射のエネルギー量を表す放射照度(単位:W/m2)として観測される。
瞬間値とは、単位時間に単位面積当たりに照射する太陽放射や赤外放射のエネルギーの強さ(放射照度)を表します。
積算日射量 積算量とは、単位面積当たりに照射する太陽放射や赤外放射のエネルギーを表します。
放射線量(オプション) 人の被ばく線量を測定する目的で、 1cm線量当量率という値で放射線量(単位はμSv/h(マイクロシーベルト/1時間あたり))を表示します。

 

算出値

暑さ指数 暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的とした指標です
不快指数 気温と湿度による「むし暑さ」の指数。風速が含まれていないので体感とは必ずしも一致しない。

 

算出値詳細

熱中症指数(簡易WBGT)の求め方

現在の算出式 WBGT値と気温、相対湿度の関係表から求めた回帰直線の傾き、切片から式を作り気象計で測定した温度、湿度を入れ求めています。
算出式を求める、WBGTと温度、相対湿度の関係
※この図は、気温と湿度から簡単にWBGT値を推定するために作成されたものであり、 室内で日射が無い状態(黒球温度が乾球温度と等しい。)とされたものなので、正確なWBGT値と異なる場合もあります。 特に、屋外においては輻射熱が大きいので注意が必要です。
(「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3から)
※危険・厳重警戒などの分類は、日常生活上での基準であって、労働の場における熱中症予防の基準には当てはまらないことに注意が必要です。
検討中の算出式 小野ら(2014)*1 の式を用いて実況推定値を計算しています。
気温(℃)と平均風速(m/s)は、気象庁の観測点における観測値を用います。
WBGT=0.735×Ta+0.0374×RH+0.00292×Ta×RH+7.619×SR-4.557×SR2-0.0572×WS-4.064
Taは気温(℃)、RHは相対湿度(%)、SRは全天日射量(kW/m2)、WSは平均風速(m/s)

 

日常生活に関する指針

温度基準(WBGT) 注意すべき生活活動の目安 注意事項
危険(31℃以上) すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒(28~31℃※) 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒(25~28℃※) 中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意(25℃未満) 強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示します。
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より

 

運動に関する指針

気温(参考) 暑さ指数(WBGT) 熱中症予防運動指針
35℃以上 31℃以上 運動は原則中止 WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合は中止すべき。
31~35℃ 28~31℃ 厳重警戒(激しい運動は中止) WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。 運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。 体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。
28~31℃ 25~28℃ 警戒(積極的に休息) WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。
24~28℃ 21~25℃ 注意(積極的に水分補給) WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。 熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21℃未満 ほぼ安全(適宜水分補給) WBGT21℃未満では、通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。 市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。
※(公財)日本体育協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2013)より

 

雨雲レーダー

降水強度(mm/h)
  1.0未満
  1.0以上、2.0未満
  2.0以上、4.0未満
  4.0以上、8.0未満
  8.0以上、12.0未満
  12.0以上、16.0未満
  16.0以上、24.0未満
  24.0以上、32.0未満
  32.0以上、40.0未満
  40.0以上、48.0未満
  48.0以上、56.0未満
  56.0以上、64.0未満
  64.0以上、80.0未満
  80.0以上

※降水強度は、気象レーダーで観測された降水の強さを時間雨量(mm/h)に換算した値で、実際の雨量とは異なります。